本来なら236回目は10日前の5月19日にやるはずだったのに、
魔の、あの地獄のブルースクリーン→再起動のループに憑りつかれ、
そうだわ、本当あれは大変だった。
以来、ブルースクリーンがどどどどどっと画面に現れることは無くなったのだから、修復できたということで、
いやぁ、一昨日の33キロ完歩といい、私はなかなか頑張っている(笑)。
そっちのほうを頑張ったので、こっちの、読み終えた本の内容は思いっきり抜けています。
というわけで、書くに書けず、今回はこんな本を読んだという足跡だけかな。
ではいつものように(ではないのだけれど)、この20日間になるのかな、
読み終えた本の17ページの6行目をアタマから書き写し、
あとは紹介も感想もなにも書けないのですが、よろしければ、どうぞ。
木漏れ日に泳ぐ魚/恩田陸
そう、私はずっと疑っている━━彼があの男を手に掛けたのではないか、と。
私は話の最後はすっきりはっきり終わるのが好みで、そう、すっきりぱたんと本を閉じたいのですが、
この小説はもやもや~っとした終わり方で、思わず「おいおい」と声がでてしまった。
苦手な終わりかただなぁ。読解力ないのです。
王妃に別れをつげて/シャンタル・トマ 飛幡祐規訳
つけると、中には素晴らしいものが隠されていた。奇跡の形をした贈り物……エナメルの縁取りのペンダ
バスティーユ陥落後3日間のヴェルサイユ宮殿の内部を書いた小説。
読みにくくてなかなか進まなかったにもかかわらず、最後はなんとも心がしーんとしてしまう読後感。
マリー・アントワネットに関する本を読んでいると、軽薄とか享楽主義とかいろいろでてくるけれど、
たとえば意地悪だとか性格が悪い、卑屈とか、そういう話には出会わないのよね。
ヴェルサイユ宮殿の歴史/クレール・コンスタン 遠藤ゆかり訳
に、世界で一、二を争う華麗な宮殿を建設することになるなどとは、とても予想できなか
「王妃に別れをつげて」を読むにあたっての副読本というか参考書というか、
絵や写真、解説が豊富でなかなか面白かった。
ちなみにルイ14世ではなくその父のルイ13世の狩猟用の建物が、もとだそうです。
吸血鬼/佐藤亜紀
細く入る光の中を漂っている。部屋、というよりこれは広間だ。目の前に自分が叩いた扉がある
レベル高すぎてついていけませんでした。最後まで読んだけれど、いやぁ、全然わからなかった。
中二病漢字バイブル
笑・漢字の書き取りの練習に使ってみた。
ゴリラは戦わない/山際壽一 小菅正夫
17ページは扉でした。
もうゴリラ本は読まないつもりでいたのに、小菅さんとの対談となると、これは読むしかない(笑)。
小菅正夫さんは、旭山動物園をあそこまで有名にした前園長で、
札幌市環境局参与(札幌円山動物園担当)、そして北大柔道部主将、あの七帝柔道の主将だった人であり、
私としてはそこを一番ききたかったのだけれど、しっかり本書の中でもゴリラ話の中に七帝柔道がでてきていた。
円山動物園の「象」のこともふれていて、その通りにすすんでいるのなら、市民として注目していくべきかなと。
後半は結構円山動物園のことが出ていて、小菅さん一人の意見なのか全体の総意なのか、長いスパンでみていかないと。
ぐるぐる博物館/三浦しをん
坊がちょこんと載っている。
いやぁ、しをんさんは気を遣う人だから、褒め称える中でいったいこれはどこまでの褒めたたえなのか、
読んでいてわからなくなってしまうのが良い点でもあり、謎が残る点でもあり。
風俗資料館、国立科学博物館、このふたつが気になったけれど、だいたい博物館って面白いものがほとんどで、
見る側の興味の持ち方とか態度とかで、持ち味を十二分に引きだすというか味わうというか、
興味のないところに興味のない人を連れて行ってもちっとも面白くない訳で、
だから、何を書きたいんだ私、博物館は両手を広げて待っていてくれていて、あとは見学者次第、
まぁ中にはなにこれという箱物もあるかもしれませんが、そうだ、レトロスペース坂会館、
あれ博物館扱いでいいんじゃない? ぜひしをんさんに観てもらいたい。あ、いい考えだな、これ。
というわけで、慌しく何を読んだのかさっぱり抜けてしまった236回でした。