12月らしい寒さと積雪がやってきました。
3年位前に買った、フリースでできた寝るとき用のマフラーがあるのだけれど、
これ、すっごくあたたかい。
マフラーの一部にねじりこんにゃくのような切れ込みが入っていて、
そこに片方の端をいれるのだけれど、
首が絞まることも、ゆるんではずれることもなく、首襟肩のぬくぬくが朝まで約束されます。
たまに暑すぎたのか、枕元にびょえんと捨ててあることもありますが。
やっぱり首をあたためるのは正解なんだ。
別に寝るとき用じゃなくても、ネックウォーマーでもじゅうぶんなはず。
寒い夜にはおすすめです。1度使うとやめられなくなります。
あ、そんなこと書いている余裕ないんだ。
今日は9のつく日、いつものシリーズの日。
それでは、この10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、
あとは感想にも紹介にもならない雑文です。
仙台ぐらし/伊坂幸太郎
に、みんなばんばん増やして。今はもう、全然、稼げないし、新しく勤め出した人もたい
この本は前に1度読んでいます。
あの震災のことが書かれている部分だけ読み返す。
これから先もきっとここだけは何度も読み返すと思います。
ひとり暮らし/谷川俊太郎
もとめていたのかもしれない。
同じく「からだに従う」だけを読み返す。
なにか一冊、これだという谷川さん本を見つけたい。
右の心臓/佐野洋子
時々ずるずるっとわたしがすべってしりもちをつきそうになると父さんがひっぱり上げてくれた。わ
偶然、元夫婦だった佐野さんと谷川さんが重なりました。
なんていうのか、絵のような文の書き方というか、
絵画のような詩的な文章というのではなく、
ずばっと必要なこと伝えたいことだけ中心にどばーんと持ってきて、
不要なもの余分なものは潔くそぎ落とし削り、こういう書き方をする人って他に知らない。
そういえば前に読んだ「死」に直面したときの本も同じような印象を受けた。
佐野さんとお母さんのシズコさんとの関係は前から知ってはいましたが、
自分に置き換えると、このような扱いをされたら佐野さんじゃなくても死にたくなりそう。
お兄さんの葬儀の話や、セツコさんの話、
今の時代ではありえないだけに、なんとも読んでいて切なくなってしまいます。
昭和ごはん/瀬尾幸子
もう一軒 おつまみ横丁 さらにおいしい酒の肴185/瀬尾幸子
17ページはカマンベールチーズのせトーストのかりっ&とろっの写真
2冊まとめて。
行き詰ったこの食生活に風穴を開けようと、2冊借りてきた。
あまりにもおいしそう&使えそうな「もう一軒 おつまみ横丁」を購入。
瀬尾さんレシピは初めて。
すごくシンプルで感激しています。
調味料も少ないし、材料も全然特別なものを使っていない。
それにこの本はすべて「材料2人前」で、
私としてはこれは適量、夫と二人だし、その夫はド偏食だし、
残っても私が多めに食べれば完食できる量なのはありがたい(だから痩せないのよね)。
酒の肴、おつまみといっても普通にごはんのおかずになるものもたくさん載ってるし、
もちろんどう頑張っても酒の肴にしかならないものもあるけれど、
これはレシピ本としてはかなり使える本だと思います。
ちなみに「瀬尾幸子 レシピ」で検索すると、かなりの数のレシピが見られるので、
「何作ろう」と悩んだ時にはどうぞご覧ください。
トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える野鳥の秘密/川上和人 マツダユタカ
目が前向きなら、歩いても見えている風景は徐々に近づいてくるだけです。しかし、
何がって、鳩よ、鳩。鳩が一番納得というか最高へえボタンでした(笑)。
運よく上の6行目はその鳩の首振りについて書かれていて、
鳩は目が横についているので、歩くにつれて風景が前から後ろに流れて行く。
車窓のような感じでしょかね。
そんな動いている視界の中で食べ物を探すのは大変で、そこで編み出されたのが「首振り」。
実は首を振っているのではなく、
ここからがあなたすごいのよ、
まず首を前に伸ばし、伸ばした先で頭の位置を固定してからだを前に引き寄せる。
これだと視界の中の風景は動かない!
そしてまた首を伸ばし、頭を固定し、一歩。
視界が動くのは首を伸ばす一瞬だけ。
からだに対して首を振っているのではなく、空間に対して頭を固定しているのだそうだ。
かー、これから鳩を見る意識が絶対かわるな(笑)。
キツツキの舌は頭蓋骨を一周してるとか、
ほとんどのことは忘れても鳩の話だけは記憶に残りそう。
それでは、首にフリースマフラー巻いて寝ます。
以上鳩を動画に撮ってスロー再生してみたい、254回目でした。