前に「本を読めなくなってきた」みたいなことを書いたけれど、
今回はわりと読めたかも。
宮の沢に新しくブック○フがオープンしたらしい。
デポとニトリとブック○フ。良い組み組み合わせかもしれない。
今度行ってみよう。
ではいつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、
あとは紹介にも感想にもならない雑文です。
風と共にゆとりぬ/朝井リョウ
隙、を取り戻したい。喫茶店のアイスティーを一瞬で飲み干した先生を目の前にして、
今回の1冊はこれでしょか。
圧巻は第三部の「肛門記」。
発症、手術、入院、そのすべてを綴った肛門界激震の一大抒情詩と解説してあるとおり、
お尻なのに包み隠さずむき出しの内容となっています。
肛門に違和感を抱きはじめた4年前から退院して三ヶ月までの記録で、
いやぁ、エッセイ・手記というより実用書というか、
お尻まわりに不安を抱えている人必読かもしれない。いや、その前に病院へ行けなのですが、
その病院での疑問、素直に場所が場所だけにどんな恰好でどんな体勢でどんなふうにどんなことをと、
これを読んで下調べというか心の準備にはばっちり、不安解消の一冊ように思えます。
いやぁ、痔瘻にはなりたくない。
痔瘻にならずに一生を終えられますように。
そういえば…。
亡くなった父の話ですが、今思うと痔瘻だったのかもしれない。
私が中学生頃の話で、激しく痛がり苦しんでいたのを覚えている。
母からナプキンをもらい処置をするところは朝井リョウ氏と同じ。
でも手術をした記憶はないので、痔瘻ではなかったのかなぁ。
痔だったことは確か。
血は引き継いでいる。気をつけなければ。ああ、恐ろしい。
見えない誰かと/瀬尾まいこ
だから、この校長先生の下でずっと働きたい。そう思っていたのに、校長先生は
数年ぶりに瀬尾さんの本を読んだ。
瀬尾さんの人となりがよくあらわれていると思う。
瀬尾さんじゃなくても、ああ、○○さんの書いた文だなって思うことってあるじゃないですか、読んでいて。
同じ日本語を使って書いているのになんででしょね。
確か本屋大賞受賞されたはず。
多くの教え子さんたちが喜んでくれてるのだろうなと。
受賞作も読んでみたい。そのうちに。
茨木のり子の家/詩 茨木のり子
茨木さんといえば「自分の感受性くらい」と他数編しか知らないけれど、
家の写真と詩の本ということで読んでみた。
自分の死後にだす(出した)挨拶状、こういう人に私はなれるだろうか。
アンマーとぼくら/有川浩
置いてあり、位牌と一緒に父の写真が飾られている。
何か面白い本はないかと図書館で探しているとき、
ふと「有川さんならいけるんじゃないか」と棚に向かうと、この本があった。
未読だし、こういう本が出ていたことすらしらなくて開いてみると、
あ、やはり文が有川さんだった(笑)。
さきほどの朝井リョウ氏が実用書だとするとこちらは沖縄ガイドブック。
主要人物のひとりが沖縄でガイドをしているのでまぁそうなってしまうのだけれど、
個人的に人が死ぬ話はあまり好きじゃないというか(ミステリは別)、
そこで死なすのは反則だよと思ってしまうほうなので、
どう読んでいいのやらというのが正直な感想でした。
以上、263回目でした。