それは昨夜のことでありました。
ウクレレ練習に燃えすぎたのか、というよりひどい前屈みになって指先を見ていたのだと思います、
首から肩甲骨にかけてがっちがちに凝り固まってしまい、
これはお湯にとっぷり浸かってコリをほぐさないと大変なことになると、
お風呂に本を久しぶりに持ち込み、長期戦のつもりでちゃぷんとしたわけです。
久しぶりなもんで、ページおさえのクリップ(バレッタ)をすっかり忘れてしまい、
仕方ないので本の端をタオルでおさえ、お風呂の蓋、あれね、お寿司を巻く「巻きす」のようなタイプ、
あれの溝に本を立て、端をタオルでおさえ読みながらお湯に浸かっていたのですが。
その本というのが古本ながらもくたびれのないほぼ新品の本でぱりっと鮮度?がよくってね、
タオルのおさえをはじき飛ばし、自ら湯船に飛び込んでしまった。
自殺行為じゃん。泳いでみたかったのか?本もコチコチに凝っていたのか?水に憧れていたのか?
しっかり手に持って読んでいればよかったのに、足裏なんぞ揉んでいたものだから、
あっというまに本が沈。
あわてて引き揚げたけど、本当に本って水に落とすんですね。
あ、変な言い方だけど、まさかこの私が本を湯船の中に落とすとは思ってもいませんでした。
ちょうどこのページを読んでいたところで、全沈したのに、このページを境に水濡れ状態に違いが出ていました。
左の11ページ、
これより後ろは被害はほとんどなし。
私がお風呂に持ち込むのは、もちろん自前の本で、それも古本で、和田秀樹さん限定。
今年に入ってから精神状態がいいのか、和田さんから離れていたけれど、
やっぱりお風呂となると和田さん登場で、なのに読み始めて数ページで水没とは。
今日はというと、
日に当て自然乾燥。
ああ、ごめんよ、本。
私は本(もちろん自前)を読むときは、本を割く?右の頁と左の頁との真ん中をがっつり開くんです。
反らせたり、手の、親指の下や小指の下でこすり、押し広げたり。
本の開脚というか、これをやると落ち着きがいいというか、ぱたん、ぱらぱらと閉じてくるのをかなり予防できます。
昨夜は濡れることを恐れこれをしなかったのがいけなかったのか、閉じようとする反動で、ぼちゃん。
ちなみに、新潮文庫はこれをやると本が裂けるので嫌いです。栞(スピン)付きには1票なんだけどな。
そして、今日の夜。
ぶわぶわ…。
いやぁ、本当、こんなことになるなんて。
やっぱり本はお風呂で読むものではないのでしょうか。
水とは最悪の関係ですけど、のんびりとかリラックスとか集中とか、
そう、あの浴室内での無音でもないけれど真空でもないけれど、あの隔てられた空間は、
本を読むにはなかなかいい音、音?部屋の音は明らかに違って、なんだろ、私は好きです。
メガネが曇りさえしなければもっと快適なんだけどな。
でも今回は反省。
あ、でも和田さん以外の本は持ち込む気がしないな。
なんでだろ・・・。