あたし、思いだしたんです。
せっかく見たのに、忘れちゃった夢。
大きな声を出して、目が覚めちゃった、あの夢。
お布団の中で思いだそうとしたのに。
そうしたら。
なんて、宇能鴻一郎氏を真似て書いてみましたが、まだまだ修行が足らんです。
で、私、思いだしたんです、せっかく見たのに忘れちゃった夢を。
一昨日、夢の中で驚いて大きな声を出しちゃってね、
その「ええーっ!!」という自分の驚愕する声(寝言)で目が覚め、
さらにその自分の驚きの大声で目が覚めたという状況に驚いてしまったのですが、
何をそんなに驚いていたのかその事柄を夢を思いだせずに、
お布団の中で「なんだったっけー、何の夢みてたんだっけー、そこにあるのにつかめんわ」
なんてしているうちに、眠ってしまい、翌朝には「ええーっ!!」以外はすっかり抜け落ちてしまってた。
それが、昨日の朝の新聞記事の文字、「太い眉毛」だったか、とにかく「眉」という言葉を見た時、
しゅるしゅると、私があの時見ていた驚きの夢が見事によみがえりまして。
人間の脳ってすっごいですね、しっぽ掴んだらひとまとまりででてきたわ。
では、その見た夢の全貌を。
あれは美容室なのか、どこなのか、誰かが私の眉のお手入れなのかなんなのか、
電気シェーバーを片手に私に近づいてくるんです。
「奥様変身」みたいな感じ、あのイメージで、
テレビの画面を観るように、幽体離脱的に私が私を見ているわけです。
で、その次に現れるのが、これがメルヘン入ってるんだけど、
なんの脈歴もなく突然自転車を笑顔で漕いでいる私(もちろん自転車持ってないけれど)が大写しになって、
画面の縁にちょっとスモークが入っていて、
風で前髪がはらりと巻き上がり、そこに現れた私の眉がなんと見事な一文字眉。
眉山もカーブも何もない、無骨なまでの尻上がりの一。
私の眉の形って、いたって平凡な普通の山形眉なんだけど、
すぱーっとその山もカーブも見事に剃られ、まゆゆもびっくりな眉の私が、微笑み振り撒き自転車漕いでいて。
何その眉、その似合わぬ不っ細工な顔に「ええーっ!!」っと大声で寝言を放ち、目が覚めた。
なんだ、こういうことだったんだ、あの「ええーっ!!」の正体は。
納得したんですけど、これって、ひょっとして、眉を変えろっていうことか?
「それがおぬしのラッキー眉じゃ」との天からのお告げでしょか。
やってみるか?(笑)。