前から気になっていたのですが、いつもの通り道を一本ずれたところにある小さな薬局、
その薬局のガラス戸に手書きの紙が貼ってあり、そこには、
「ほうれい線、相談してください」と書いてある。
相談するだけで、ほうれい線改善されるのか。
「あの…あたし、ほうれい線、なんとかしたいんです」
「どれどれ、ほほぅ、奥さん、おいくつ? 30代? 」
「いやぁん、そんなふうに見えます? もっと上」
「ええ! じゃぁ40代? 」
「うふふ」
「これ塗ったらもっとお肌にハリがでてむっちむちのもっちもち、奥さん、男ども、いちころだぜ」
「いやぁん、そんなに効くわけないじゃない」
「それにこれをくいっと1本飲んで」
「あら、ドリンク剤? 」
「そう、カラダの中からがつんとな。内から外からWでパンチ。それから、これ、これが欠けると効果半減」
「それって、覆面? 」
「このグイアゲストレッチャーで、あごからもち上げ負担を軽くすると消えるわけよ」
「でも、お高いんでしょ、あたし、そんな余裕ありません」
「もったいないなぁ、奥さん、ぐっと、ぐぐっとよくなるのにな、なんならどうだい? あっちで相談しようかい? 」
しをんさん&宇能鴻一郎読み過ぎだ。
ちなみにこの奥さんは私ではありませんので、誤解なさらぬよう。
マッサージの仕方とか、ほうれい線撲滅顔面筋トレとか伝授してくれるのかもしれませんが、
やっぱりなんだかんだ買ってねになるんだろな。
しかし、書くと長いけど、脳内劇場では数秒だったのよ。
歩きながら何考えてるんだか。
あ、決してこの薬局と上の妄想文は事実関係ありません。