昨夜はバッタの大群の夢にうなされることはなかったけれど、
注文したお寿司が届かなくて届かなくて「まだなのかぁ!」と待ちわびる夢を見ました。
なんかちょっとわかる(笑)。
では、いつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、
あとは感想にも紹介にもならない雑文です。
今日はあまり時間がないので短めに。
骸骨考イタリア・ポルトガルを歩く/養老孟司
在から堀り出された考古学的な遺物、つまり石像の一部とか、器物の破片も置いてあって、博物
「身体巡礼」に引き続き読んでみたけれど、より一層独り言度合いがアップ。
なんというか、まあ私のアタマがついていけないのが大部分なのだと思うけれど、
読み手に伝えたい、わかって欲しいというよりも、自分の言いたいことを書き連ねている感じで、
「こんなものがあるんだ」と知るきっかけにはなっても、詳しく知りたければ自分でそれを検索するしかないみたいな。
でも納骨堂や骨装飾の写真は圧巻で、いやぁ、死生観の違いというか、こういうのもあるんですね、世界には。
スコペラ博物館の人体蝋模型型「ムラージュ」の首の写真はこれは参考になりました。
ときめき昆虫学/メレ山メレ子
17ページはナミアゲハの幼虫の写真でした。
損をしているのか得をしているのか、なんて読んでいる最中から考えだしてしまった。
読むことの損得ではなく、メレ山さんの損得のほう。
面白いし詳しいし根性あるし軽いノリ感覚でなんでも心動くものにむかって進んでいくメレ子さん。
私はとてもこういう人が好きですし、ノリは違うけれど幸田文もぱっと突き進むところがあるし、
こういう突進力というか腰の軽さ(変な意味ではなく)にはあこがれます。
装丁デザインはかなり軽いですけれど、この本を読んだら虫スイッチオンになる人かなりいると思いますよ。
シャーロットのおくりもの/E.B.ホワイト さくまゆみ訳
らをいっぱい入れた木箱をおき、箱の下の板を切って
そのメレ山メレ子さんの本のなかで登場していた本が図書館にあったので借りて読んでみた。
この表紙の絵をみるとシャーロットってブタを抱く女の子のように思われますが、
実はシャーロットはクモ。みんなの目線の先にいる。
こういう本を子供の時期に読んでいたらきっとクモに対する嫌悪感は違ったものになっていたのでは。
祖父のこと 母のこと 青木玉対談集/青木玉ほか
け珍しいってほどでもなかった。でも親戚の間で「あの新田の伯父さんの
青木玉さんの母は幸田文、幸田文の父は幸田露伴、幸田露伴は玉さんのおじいさんということになります。
幸田露伴の本は読んだことないのですが、
幸田文(なぜ幸田露伴さん、幸田文さんにならないのだろう?)、青木玉さんの本は好きで何冊か読んでいます。
で、きっと過去に私が読み落としてしまっていたのだろうけれど、
何故幸田露伴はあんなに掃除や作法に厳しくかつ詳しい、
厳しく詳しいというレベルのものではないんですね、あのしつけかたは、
露伴はそれをどこで身につけた(学んだ)のか、そのことをずっと疑問に思っていたわけです。
この本の最初の部分に書いてありました。
幸田家はもと幕府のお坊主衆の家柄で、有職・故実・礼儀・作法・遊芸・実務等々に通暁していることで幕府の奥深く仕えていたのだそうです。
納得。なまじのしつけなどではない。
そんな大作家でお坊主衆の家柄で偉大すぎる祖父と母をもち、
よく玉さんはグレたりひねくれたり捩れたり潰れなかったよなと。
幸田文は誠実に父を愛し、玉さんも誠実に祖父を母を愛しているのだと感じることのできる本です。
極地本と北欧ミステリーの続きを読もうかと思っていたけれど、
幸田文、青木玉さんの本も読みたくなってきた。特に「小石川の家」の再読。
私も突っ走る傾向にありますね(笑)。
自分でできる!筋膜リリースパーフェクトガイド/竹井仁
ら存在しています。このエラスチンはゴムチューブのように伸び
手体操・足体操健康法/上村太一監修
よくわかる膝関節の動きとしくみ/伊能良紀
3冊まとめて。こういう本は好きでつい読んでしまうのですが、
どの本にも共通することは、みなさん自分のやりかたが正しいという信念をもっていて、
もちろん信念なしにこういう本を作られては読む側実践する身は困るのですが、
なにか一冊だけ読んだのならそう問題は起こらないかもしれないけれど、
私のようにいろいろな人の本を読んだり動画を観たりすると、
こっちの人とそっちの人とでは言ってることが違っていたり、
こちらでは薦められないというようなことをあちらではよしとしていたり。
というわけで、私はもういいとこどりオンリーですね。
いいとこどりをして、そういう諸々の事が淘汰されて残っているのが今やっているストレッチとかマッサージかと。
どの本も結局似たり寄ったりなのですが、なんか目に付くと読んでしまうのは何故でしょう。
以上、207回目でした。