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Channel: 毎日が夏休み
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別れのときがやってきた

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前に何度か書いていますが、我が家の、私の洗濯機。

ついに、去ってゆきました。悲しいなぁ。

正確ではないかもしれないけれど、記憶が確かなら23年間共に生活し、日々労働に耐えてくれていた。

ああ、考えてみて。

何回私のパン○を、汗だらけのTシャツや靴下をせっせせっせと洗ってくれていたことだろう。

娘の小さなパジャマが頬を赤らめちゃうような下着にかわっても、

夫の年から年中臭うくさくさなブツも嫌な顔ひとつせず洗ってくれる、超クールな洗濯機だったのに。

 

10年以上前から全自動洗濯機なのにほぼ手動洗濯機になり、

給水排水は付き添い手作業で水を注がなければならなかったけれど、

慣れてしまえば1度の洗濯に何度呼ばれ駆けつけ給水してもそれが当たり前で、

あとは特に困ったことも起きず、

このまま永遠に働き続けてくれるのではないかと、そう思ったこともあったけど。

 

突発的に変な音がしたり、あれ? なんか不調の兆しか? なんてことも時折あったけれど、

それでもいつの間にか復活してたのに、

あれは今月の初め、突然スウィングしはじめた。

いや、そう私の耳が受け取っただけで、別に揺れ始めたわけではないのだけれど、

音が、ドラムのバチの種類で金属製の茶せんというかハケのようなやつ、わかるでしょか、

あれが洗濯槽内をこすっているような、回転するたびシャーっ、シャーっと音がし始めた。

うちの洗濯機がジャズってる!

こ、これは陽気に引退を勧告しているんだなと。

 

今日が別れの日となりました。

昨日のうちにきれいに最後の掃除をして、給水ダッシュもこれでおしまい。

運び出される時はしんみり泣けてくるのではなかろうかと心配していたのですが、

いざ業者さんがきて作業が始まると、洗濯機の裏やら防水パンに積もった綿埃や出所不明の蓋とか、

こんなときしか防水パンを掃除できないわなんてあたふたしているうちに、

あっという間に洗濯機は運び出され、我が家から去っていってしまった。

後姿すら見られず。見送りも、ありがとうの言葉もかけられず。

ああ、最後までなんていい性格なんだろう、うちの洗濯機は。

 

今頃どこで何しているんだろ。


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