今日ではなく好天だった一昨日の話です。
理由あって坂・傾斜・上りを歩くようにしていて、
この日も少しでも高度を稼ぎに三角山山頂へ。
恵庭岳がくっきり。
「第42回北海道を歩こう」ではあの暑い中恵庭岳の根元まで歩いてきたんだ。
物好きよね(笑)。
でもただただ長距離を歩くって性にあっていると思う。
哲学したり(笑)妄想したり今まで読んだ本のストーリーを辿ってみたり、
何も考えず空っぽもあればウォークマンで歌うし(もちろん仮想世界で)、
ゴールが近づくと帰ったら何食べようか真剣に考えたりもする。
で、大倉山のベンチで戻ってくるつもりでいたのに、
あまりにも天気がいいので、
すっとこすっとこ下りていった。
私が大倉山のベンチから引き返す大きな理由のひとつに、
この下り、滑るから嫌なんだ。
こここそもう少し整備してくれたらいいのにと思っています。
滑りやすい何箇所かさえクリアしたらあとは特に問題もなく、
奥三角山到着。
隙間から三角山。
しっかしいい天気、いい眺め。
いつのまにやらここの山頂もすっかり変わってしまっている。
私が登り始めた頃はベンチはないし、ほとんど見えなかった。
でも好きだったな、そんな山頂も。
そうだ、書き忘れるところだった!
ヘビ(アオダイショウ)踏むところだった!
個人的な目印としているホオノキはそろそろかなと見上げながら歩いていると、
ずるずるとなにか動いている気配がして足元を見ると、
右足の靴の横(5cmも離れていない)の木の根が動いているのね。
え? 木の根が動くか? あ、ヘビ、あ、これは近い、あ、もう少しで踏んでいた。
今回は気がつくの遅かった。
大概距離がある時点で気がつくのに、ここまでの接近は初めて。
そこまで大きなサイズではなかったけれど、中レベル?
そういえば前前回も小さいヘビを見かけていた。
割とヘビに遭うことは多いほうだと思っていますが、
知らずに踏みそうになったことは初めて。
気をつけよう。踏んでたらどう反応されただろう。
そういえば川上弘美氏の「蛇を踏む」何年も積みっぱなしになっている。
これは読めというお告げというか暗示か。
さすがに奥三角山まで行くともう一度三角山の山頂まで行く気にはなれずパス。
忘れずにいつもの振り返り写真を撮らなければと思い出し、写し、
登山口に向かったつもりが手前の斉藤リンゴ園への道だった。
間違えたわ。
似ているけれど、これが本来の定位置の振り返り写真。
三角山で「滑りやすいからここ嫌」という場所ってないのにな。
骨折のトラウマも少しありでしょか。