もう何年も何年も前、継母が贈ってくれた電気バケツ。
「ただのバケツじゃありま洗(せん)」というらしい。
ミキサーのバケツ版というか、
バケツの下にモーターを合体させ洗濯ができるという代物。
これだ、これ。うちにあるのはピンク色。
継母は気を利かせて贈ってくれたのはわかるし、
届いた当時はとても喜んだのを覚えている。
が。
これ、使えま洗(せん)。
便利なようでなんというか間が抜けているというか、
活躍の場が全然なかった。
「洗い」しか機能がついていないのだ。
洗濯機の小型版と考えてはいけないのね。
バケツに水と洗剤と洗うもの(ハンドタオルなら6枚分、Yシャツなら2枚分程度と記憶している)をいれ、
水流(弱か標準)を選び、タイマー(15分まで)をセット。洗いのみ。
それしかできない、やってくれない。
つけおき、あるいは補助。
でももう少し頑張ってサブから昇進してプチメインとして活躍してくれると重宝なのに。
なぜ脱水機能がついてない。
当時はそこまでがギリだったんだろな。
タイマーが切れたらバケツを外し排水、手で絞るなり洗濯機で脱水するなりし、
そのあとすすいで、また絞るなり脱水するなりしなければならない。
脱水がねー、手絞りだと水は滴るし。
結局出番は数回で納戸へGO。
つけおきするだけなら普通のバケツで用は足りる。
捨てるのも気がひけ納戸で何年眠り続けていたことか。
昨日の朝洗濯機を回していると、タイミング悪く夫がシャツを出してきた。
急がないと言っているけれど本心は違うのが見え見え。
手洗いするにも腰が痛い。
洗面台のボールの高さは腰につらい。
ごしごしなんて無理。
出してみた(笑)。
脱水は洗濯機、すすぎは手作業で。
新品のように張り切ってガーガー洗ってくれたわ(以外と音がうるさい)。
私の走ったあとの汗まみれウェアを強力予洗つけおき専用にする?
それともまた納戸で長い眠りにつくことになるのか。
いやぁ、洗濯機の脱水ってすごいなぁ。
昔の人って大変だったろうなとつくづく思います。