ワインが好きというわけではありません。
なのに我が家にはワインが結構眠っているんです。
価値は全然わかりません。味もそのワインの特徴も全然わかりません。
猫に小判、豚に真珠、私にワインでしょか。
数えてみたら50本近くあるのね。
前は遊びに来た友達に「飲んで~」と好きなのを持って行ってもらったけど、
ふと、ワインセラーとかで保管していたわけではない、
一応家庭内で温度変化の少ない冷暗所で保管はしているけれど、
歳月を経た常温保存のワインの賞味期限っていったいどうなのよという壁に突き当たり、
これはむやみやたらと人にあげるものではないかもしれないと、自主規制。
そう考えると、自分で飲むにも飲めず、もとよりワイン好きというわけでもないし、
いっそのことワイン風呂にちゃっぽんするか、それももったいないし、
じゃあ飲まない、あげない、お風呂にも料理にも使わないなら捨ててしまおうかとも行き着いたけど、
やっぱりそれこそもったいないかと。
そんなんで、いつまでたってもワインの在庫は減らずにほぼ横ばい状態。
が。
私にワインを飲む気にさせた、ある情報が。
赤ワインは認知症予防にいいらしい。
げ。
赤ワインに含まれるポリフェノールは老化防止に、美容にいいということは知ってはいたけれど、
そこまでして飲む必要無いし、だれでも歳はとるもんねーと、スルーしてきたけれど、
認知症に、脳の海馬になんか効くらしいとの情報を得ると、俄然飲む気満々、
だってただでさえこの頃アタマが錆びついてきてお砂場状態になってきているのを認識している。
ああ。
なんだか前説長。
で、私、ワインの保管場所の扉を開け、なにがなんだかわからない中から赤いやつを一本適当に選んだんです。
赤ワインって好きじゃないのね。
飲むなら赤より、白。
白よりスパークリング系。
スパークリングより、梅酒(笑)。よっ、梅酒。
ところが。
ここからが今回書きたかった部分ね。
なんと長い道のり。
ワインオープナー、これ結婚祝いに頂いたすぐれもので、
過去一度も失敗したことのない、すばらしい実績の持ち主で。
あ、アマゾンで検索したら最後のほうにでてきた。
ハンドルをくるくるまわしていくと、自動的にコルクが引き上がってくる。
そんなにワインを飲む機会はないけれど、
結婚以来ずっとこれで不自由さをかんじたことはないんだから優秀だと思います。
でも、今回はさすがのこのオープナーでも文字通り歯が立たなかった。
コルクがぽろぽろ欠けてくるのね。
脆くなっちゃっててハンドルをまわせどまわせどぽろっぽろでダメ。
その夜は(深夜だった)それ以上深追いはせず撤退。
翌日、このぽろぽろコルクをどうしたもんかと検索してみたところ、
目からウロコの方法が。
ぽろぽろコルクは抜こうとせず、そのままワインの中に落としてしまえと。
すごいなー、それは思いつかなかったわ。
で、ちょっと待て。
今までコルクは失敗せず抜けていたので、そのまま栓というか蓋というか、
飲みのこし保存の際に使用していたけれど、
今回はその肝心な栓がない、使えない。
でね、ワインキャップっていうの?栓というか蓋というか、あれを買いに行ったんです。
ところが、オープナーは陳列棚に並んでいるのに、キャップは見当たらない。
探しても探しても見当たらないので、店員さんに訊いたら、
「こちらでございます」と指差すところは私の目の前。
なんと、棚に並べてあるのはオープナーだけで、キャップは棚の横の通路側にフックでぶら下げて売っている。
それはフェイントだわと思いつつ、
「おお、なんと目の前に!!」と、
なんだかこのブログで書いているような言葉がそのまま口から飛び出してしまった。
アタマの中だだ漏れ。
目の前にぶら下がっていたものを見つけられない自分も怖いけど、
思ったことがそのまま漏れてしまう制御不能な自分も怖い。
やっぱり老化現象激しいのかも。飲むぞ、赤でもなんでも飲んでやる。
って、今日はやけに無駄に長いのは、もうすでに飲んじゃっているからであります。
ルイ・ラトゥール・キュヴェ・ラトゥール・ルージュ ミディアムボディ フランス産 だそうだ。
2001年もので、すみれの花のニュアンスをもった穏やかな酸がここちよいそうだが、
やっぱり赤の酸味は好みではない。
好みではないけど、海馬活性のためならば。
あ、気になっていた常温長期保管での味の変化ですが、
特に変な味には感じないので、きっと大丈夫なんじゃないでしょか、このワインに関しては。
というわけで、今後切れ味よく、かつ、
的確な言葉を用いて誤字脱字のない読みやすいブログを書けるようになったなら、
それは赤ワイン効果ありということでしょか(笑)。
いやぁ、ほろ酔いで無駄に長くてすみません。