一日遅れとなりましたが、今日はいつもやっている17ページシリーズ簡易版で。
軽く動いてくるつもりで某所(ジム)に行ったのが、
結局がっつりいろいろやってきてしまい、
なんだかカラダが床にめり込んでしまいそうなくらい疲れを感じています。
どうして「ほどほど」というものを習得できないのだろう。
手前でやめろよと自分にきつく言いたい。
ではいつものようにこの10日間(厳密に言うと違うけれど)に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、
あとは感想にも紹介にもならぬ雑文です。
陽気なギャングの日常と襲撃/伊坂幸太郎
透かしているような怖さだな」
1作目がなかなか面白かった(個人的にウケる事柄が多かった)ので、
シリーズ2作目も読んでみた。
1作目同様会話は面白いけれど、ちょっと無理があったかなぁという印象。
短編を長編に仕立て上げたせいか、進行に強引さを感じてしまった。
伏線の回収はお見事なんだけど。
それと、キャラがちょっと変ったか?
3作目はどうしよう。といいつつ読んでしまいそうだな。
掏摸スリ/中村文則
い木のドアを開け外に出た。雨は錆びたアパートの柱を濡らし、死体のように倒れた自転
スリ(久遠)つながりというか、
陽気なギャングに対し、重く暗い犯罪の話。犯罪文学小説?
どうしてこんなにスリの手口を知っているのか、この作者の中村さんは。
話の内容はもうどんより暗くてね、読むのが嫌になっちゃう反面、なんというか中毒性ありというか、
別の本も読んでみようかという気持ちにもなる、ああ困ったな。
続編(兄弟本というか)も出ているそうです。う~ん。
短編工場/桜庭 一樹/道尾 秀介/宮部 みゆき/村山 由佳/浅田 次郎/伊坂 幸太郎/石田 衣良/荻原 浩/奥田 英朗/乙一/熊谷 達也/桜木 紫乃
母が晩年を過ごし死を迎えた部屋へひとりで行かねばならなかった。生きていれば来
この本を読み終わってもう10日は過ぎているのだけれど、
この12の短編、作者の名前を見ただけでどこまで小説の内容を覚えているか、思い出せるか、やってみよう。
やってみた。
うわぁ、成績悪い。
私の読みが浅い&記憶力が弱いからなのか、あまり面白くなかった、あるいは平凡すぎたか、
覚えているにしても、いい印象で覚えているのと、その逆でということもあり、
まぁ1冊のうち半分楽しめたらOK牧場でしょか。
個人的には宮部さんは印象強いのと、荻原さんがよかったかな。
荻原さんのは「押入れのちよ」で過去に一度読んでいたけれど。
作者のなんだろ文体とか雰囲気とからしさとか、そういうのを1冊で楽しめる。
手ごろな長さだし。
友情 平尾誠二と山中伸弥「最後の一年」/山中伸弥 平尾誠二・恵子
17ページは山中さんの研究室で行われた対談の写真。おふたりともとても和やかな顔です。
読んでしまいました。
山中さんの頭脳とネットワークを最大限使っても、
平尾さんの鍛え抜かれた身体と精神力があっても、
癌細胞の進行を抑えることはできなかった。
「理不尽」という言葉が何度かでてきます。
「人生はラグビーボールと同じ。楕円形のボールはどこに転がっていくかわからない。しょうがないやないか」
癌を告知されたとき、平尾さんはひとこと、「しゃああらへんわね」と言ったそうです。
理不尽を嘆いてもしかたない、現実を受け入れ、希望を捨てず理不尽に勝つ。
山中さんの無念さが静かに伝わってきます。
以上、219回目でした。