母川(ぼせん)とはサケ・マスなどの遡河魚(そかぎょ)の生まれた川、
母川回帰(ぼせんかいき)とはサケ・マスなどが海で成長したのち、
産卵のために生まれた川へ帰ってくること。 ━デジタル大辞泉━
膝の調子がそう悪くもないので琴似発寒川河畔を歩いてきました。
お、あれは、
よく見かけるアオサギくんでないか?
アオサギは飛んでいく。
横目でちらちら、魚道がある場所では見えやすい場所に移動し、
サクラマスはいないか気にしながら歩いていたのに見つけられず錦水橋に到着。
まさかこんな奥まであの段差段差の連続を越えて上っては来られないだろう、
でも一応探してみようと橋の上から川を見下ろすと。
いる、きてる、サクラマスだ!
橋の上から移動し、足場の悪い土手を柵まで下りる。
川の色と光と波紋とサクラマスの色が一体化してとてもわかりにくくなっていますが、
サクラマスの一団が、あれはおそらくメスの取り合いをしているのでは。
テレビなどで見かける、オスメス寄り添い並んでいるあの姿もあれば、
川の字のように三匹並んでいるのもいるし、横入りしようとしている姿もある。
いやぁ、すごいな、ここで産卵するんだ。
よくこんな奥まで泳いできたものだ。
今ここにいるサクラマスたちはこの川で生まれたのだろうけれど、この場所で生まれたということ?
それとも場所は関係なく泳げるところまで力の限り上ってきたということ?
下の別の橋からものぞいて見ると、
おお、ここにもいる。
中央の草の左側にかたまっている。
アイフォンカメラの変なとこに触ってしまったらしく予期せぬ色合いになってしまったのがあって、
普通なら没なのですが意外と姿がわかりやすいのであえて載せます。
ねー、いるでしょう。
さらに一本下の橋に行くと、
お! アオサギくん!
さっきのと同じか?
目線の先には、
サクラマスの群れ。
見学好きなのか、ちがう目的なのか。虎視眈々状態か。
アオサギが次にどんな行動に出るのか、それこそ私も橋の上から虎視眈々とうかがっていたのですが、
サクラマスに飛びかかることもなくじっと見つめるだけで、
私の視線が痛かったのか、そのうち下流方向に飛んでいった。
どのポイントでもサクラマスたちはそれ以上上流を目指すことなく、
その場で群れていたのでやはりあそこで産卵するのでしょう。
すごいなぁ。
琴似発寒川に何年も来ているけれど、サクラマスの遡上、産卵を見たのはこれが初めて。
川に浮いている死骸は見たことあるけれど。
しばらくイクラ筋子魚卵類食べる気にならないかも。