ぽっと心に火が点いてしまった特捜部Qシリーズ。
今日はシリーズ2作目の特捜部Q―キジ殺し―を探しにブック○フに行ってきた。
実は昨日も探し歩いていて、立ち寄った書店には最新刊しか置いてなく、
ブック○フには一冊も在庫がなかった。
それで今日は散歩がてら遠征をかけ遠くのブック○フとニトリ&デポというお買い物ゴールデン街、
私の心のハットトリック地点へでかけてきた。
が、ない。
持っている特捜部Q―檻の中の女―は置いてある。しかも108円で。
欲しい特捜部Q―キジ殺し―はなく、WOWOWで観た特捜部Q―カルテ番号64―の上下巻なら揃って在庫あり。
いくら置いてあるといっても(108円ではない)シリーズ1作目からいきなり4作目に飛ぶのもあれだし、
2作目で挫折するかもしれないし、1作目すら再読し終えるかどうかまだわからない。
今日は買わずに帰りましょうと決めたのですが、
まぁちょっとどんなもんだか出だしの数ページを読んでみましょと立ち読みを始めたら、
え、ちょっと待って(チョトマテクダサイってあったよな)、
初めから映画と設定が違ってない? ニーデってこの人と結婚したの?
小説と映画は違うのはわかるけれど、
これって面白い話がふたつ楽しめるってこと?
一粒で二度おいしい(懐かしい)的な楽しい世界が待っているのか。
買ってしまいました、いきなりシリーズ4、それも上下巻2冊。
ハヤカワHM文庫、ユッシ・エーズラ・オールスンは背表紙黄色だ!
町田康氏も講談社文庫&中公文庫の背表紙は黄色なのよね。
私の本棚黄色化計画実行中か。
さ、いよいよ中心街に進出し順当にシリーズ2作目―キジ殺し―を買ってこよう。
長くなってしまった。
ではメインであるはずの本文を。
今回は片桐はいりさんが素晴らしかった。
わたしのマトカ/片桐はいり
それを見てからというもの、わたしのサルミアッキ克服の修行は始まった。お茶場
グアテマラの弟/片桐はいり
た。
もぎりよ今夜も有難う/片桐はいり
わたしは、その少女と、そのスクリーンの前に立っていた。
三冊まとめて。
私はテレビもドラマもあまり見ないし邦画もほとんど観ないので、
片桐はいりさんの名前は知っていたけれど、
個人的なイメージとしてもっとガサガサしてアクが強くて騒がしい人とずっと思っていた。
なんというか個性が強すぎて。
図書館でシューマンの本を探しているときに、偶然「わたしのマトカ」の背表紙を見つけた。
シューマン→音楽の棚、その横が演芸となっていて、片桐さんの本が並んでいたのだ。
ちなみにマトカとはフィンランド語で「旅」。
「わたしの旅」というタイトルなら旅行記の分類なのではと思うけれど、そこが図書館の不思議なとこだ。
とにかく、シューマンのおかげでわたしは片桐さんの本を目にしたわけで、
装丁があまりにもかわいらしくて思わず手に取り、「何?」と出だしを読み始めたのですが、
これがさきほど書いた片桐さんのイメージとはまるっきり違い、
そのまま本を片手に空いている椅子に移動、数ページ読み、借りることに決定、
家に帰ってからさらに読み進め、これは借りるではなく買うに値すると確信、
現在発行されている片桐さんの本3冊すべて買ってきてしまった。
今年出会えてうれしい本というカテゴリがあったとしたらこれは間違いなくランクインですね。
片桐さんってすっごいステキな人でなんというか目からうろこ。
深いというか奥行きがあるというか豊かというか。
書く文章にも人柄があらわれていて、謙虚で品がよくユーモアを忘れない。
言葉も丁寧選びかたも知的。静かだし。
きっとものすごく人生経験値が高い人だと思う。
いいな。お友達になりたい。
いつでもどこでも何度でも読み返したくなる友達のような本です。
しいていえば「もぎりよ…」は映画館の話(映画ではなく映画館)が多いので、
どちらかというと旅や家族の話のほうがとっつきやすいかもしれませんが。
次の本を読みたい。予定はないのかな…。
世界中で迷子になって/角田光代
手だったがニューヨークは二度目。とはいえ一度目は一九年前、二〇歳のときに一週間い
旅よりお金の話が多かった印象。
上半身に筋肉をつけると「肩がこらない」「ねこ背にならない」/中野ジェームズ修一
S字カーブを描いています。ソファやベッドなどの衝撃吸収剤として、S字スプリン
下半身に筋肉をつけると「太らない」「疲れない」/中野ジェームズ修一
扉絵
立ち読みしていた2冊が図書館にあったので借りて読んでみる。
中野さんの本は一貫してやる気を起こさせるよう仕向けているような。
つまりは読むだけではだめ。習慣化しなければ意味がない。
でも習慣化できる人はほんの一握りで読むだけの人が大半だから中野さんの本は売れるのだろな。
らん/秦健日子
「お綾。今、正太郎を見ていたな?」
秦さん初読み。ドラマも見たことがないのでまったくの秦さん初心者なのですが、
この本は薄くて字も大きいので半日で読了。
映像化考えて書いたのかな。面白かったけれどそれだけで終了。
もうすぐ10月。
年内は片桐さんとユッシ・エーズラ・オールスン(覚えようと何度もフルで打っている)かな。
以上、272回目でした。