砥石を見つけ出し、いつも使っているペティナイフを研いでみたら、
これがなんというかしゃこしゃこしゃこしゃことても楽しい。
楽しいし切れ味は抜群に良くなるし、なんといっても研いだ後の気分が清清しい。
気分がさっぱりするというか禊というか(よくわからないけれどイメージとして)、
精神衛生にとても効果があるように思える。
ストレス発散効果もあるのでは。
その切れ味抜群の包丁でねぎを刻むとおいしい楽しいでねぎの山ができます(笑)。
で、前回も書きましたが、
私の愛用する砥石は昔の職場関連船の船長さんからマキリ包丁とセットで頂いたもの。
もう35年以上経っている。
こんなに包丁を研ぐのが楽しいのなら、古いマキリ包丁も研げるのではなんて思い、
これまた数十年ぶりに出してみたものの、
さすがに数十年も使っていなかったので汚れやさびがひどい。
私が研ぐにはちょっと難易度が高いかも。
よく見ると刃に刻印というか銘が彫られてある。
これって悪い品ではないってこと?
それに可愛がってくれた〇〇さんから貰った思い出の品だ。
使えるようにならないのか。
包丁は包丁屋さん。
プロのご意見をきいてみようと、包丁屋さんに持っていくことに。
これがその頂いたマキリ包丁。
形が一般的な包丁を違っているし、ずっしりと手のひらに伝わる重みがある。
銘 源正金。
さびと変色が激しい。
裏にも特製&〇に金。
刃渡り15センチメートルに満たないわたしのマキリ。
比較対象はわたしのマトカ。
で、銃刀法違反って言葉があたまに浮かび、
手厚く包丁を保護してみた。
チョコレートの空き箱で刃を覆い、
風呂敷で包んだら懐刀のようになってしまい、やはりそれは武器じゃろが。
これでコケたら刺さるなとか黒い考えにどきどきしながら包丁屋さんに到着。
これだけ古い包丁でも問題なく研いでくれるそうです。
たださびと変色は完全に色がとれないかもしれないのと、
研いだ筋のような傷が残る可能性があるとは言われたけれど、気にする私ではない。
料金は仕上がらないとわからないが800円~1200円くらいだそうだ。
「珍しい包丁ですね」と言われました。
骨スキ包丁といい、肉と骨をばらしたり、魚の解体、さばく用の包丁らしい。
さすが漁師の包丁。
私ももっぱら魚を下すときに使っていた。
16日には仕上がるそうだ。
うはー、どんなふうになって帰ってくるんだろう。
プロはどんなふうな仕事をするのだろう。
ピッカピカのキレッキレか(笑)。
また使える日がくるのか。
楽しみだー。